味探検 江戸前シリーズ 25(東京新聞1997年7月17日首都圏情報版「ゆめぽっけ」掲載) 

江東区住吉・ゆうちゃん

おコゲも絶品、もんじゃ焼き

BACK(24・氷工房石ばし)|NEXT(26・桔梗亭)

「おばちゃんラムネちょうだい」「氷いちごね」隣が小学校だけに、子供の客も多い。テーブル一つに上がり座敷と、10人も入れば満杯のこの店の看板おばちゃんが喜代平みほさん。もんじゃ焼きの店を始めて18年になる。「毎日のようにきていた高校生、そういえば最近こないなぁと思っていたら、何年かすると奥さんと赤ちゃん連れて、来たよって訪ねてきてくれる。」こういう下町のふれあいが「楽しくて店を開けているんですよ」とみほさん。
 親のいうことは聞かないくせに、おばちゃんの一喝には、中、高校生もたじたじになると、いあわせたお客さんが教えてくれた。もんじゃとは、こんな下町の人情が作り出した食べものだったのだと納得する。
 ラムネ(120円)と、もんじゃ焼き(単品では300円、他と合わせるベースは250円)に、チーズとメンタイコをトッピング(各200円)にして注文。これに、最近はやりのベビースターラーメン・ミニ(30円)なるフライ麺を加える。「チーズ・メンタイもんじゃベビスタ入り」締めて680円(写真)。
 チーズのトロみと、鉄板に張り付いたおコゲがたまらなくうまい。夏の夕暮れどき、花火見物前に、ぶらりと下町で腹ごしらえというのなら、懐かしのもんじゃ屋さんを訪ねてみてはどうだろう。  (中島 満)

「ゆうちゃん」メモ

江東区住吉1−14−15。都営新宿線住吉駅下車新大橋通りを住吉交差点と反対の隅田川方向に20メートル1つめの信号を左折、スーパーを左に見て右折、東川小学校手前。駅から歩き3分。全10席。電話03・3633・4669。営業時間11時30分〜午後8時。定休日は木曜。

取材メモ  もんじゃ焼きは初めての経験ではなかったが、5回とは食べていない。人に連れて行ってもらって食べているから、どこで食べたのかさえほとんど記憶にない。今回の「ゆうちゃん」の取材で、モンジャの味に欠かせないという「ベビースターラーメン Mini」なる、ぼくにとっては、まったく聞いたことも見たこともない食べ物に出会った衝撃の方が大きかった。「つまんでぱりっぽりっ、めんスナック!」とあり、少なくとも、インスタントラーメン第一世代では経験したことのない味であった。

 

注:記事内容は取材時のものです。現時点で価格・営業時間・経営内容等変更がある場合があることをご了承下さい。

HOME  江戸前Index  下町BACK  お好み焼きBACK

BACK(24・氷工房石ばし)|NEXT(26・桔梗亭)


send mail こちらへどうぞ

 

copyright 2002〜2010,manabooks-m.nakajima

hananogawa,edomae,ginpo,anago,edomaetenpura,tenpura,togosiginza

izakaya