真名真魚字典

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和名・一次名称・俗称別引用文献・参考文献引用文中の古書名注編者凡例

 

(3)その他の部 Sorry Under Construction

 |[肴]|[青]|[河]|[邵]|[金]|[虎]|[岩]

 

 [肴]

T0801

――

JIS

(29322) カ_ウ・ゲ_ウ。 (1)さかな。禽獣鳥魚の、炙熟したほねつきの肉。(2)つけもの。酢漬けの菜。(3)また[肴+殳](6-16647)に作る。(4)或は[餃(交→肴)](12-44199)に作る。(5)爻(7-19737)に通ず。 [邦]さかな。

○邦名 サカナ。

○【倭名類聚鈔】 (那波道円本=日本古典全集)巻第十六 酒醴類第二百六 肴 野王案、凡非穀而食、謂之肴{胡交反。字亦作[餃(交→肴)]。和名佐加奈。一云。布久之毛乃、見本朝令。}……穀物の食(主食)ではないたべもの(おかず)は、之を肴という。ko-kouの反切(kou)、また[餃(交→肴)]に作る。和名はサカナ。また、フクシモノ(服し物)といい、本朝令に見える。

○【箋注倭名類聚抄】巻第四 飲食部第十一 薬酒類五十一 薬〔略〕/煎〔略〕/酒〔略〕/……/酒膏〔略〕/肴 野王案、凡非レ穀而食、謂二之肴一{}

 

[青]

青前魚 さごし→「青箭魚」の略字(誤字?)であろう。

○邦名:(1)さごし。(2)わらさ(集覧「日本動物図鑑」「水産俗字解」「水産名彙」)

○【書言字考節用集】(享保2年版:増補合類大節用集) さ(左) 鰆サハラ{略} 馬鮫(交→爻) 櫻鯛サクラダイ 青’前魚サゴシ{和(ワ)に出づ}以下略。

○同書 和(ワ) 青’前魚ワラサ{左(サ)に出づ}

○用例:鰆(9画)に掲載。

 

青箭魚 sagosi,sagoti  さごし、さごち

○邦名:(1)さごし(集覧「日本動物図鑑」「水産俗字集」「水産名彙」)。(2)さわら(水産名彙)。(3)わらさ(「実験活用水産宝典」「水産俗字集」「水産名彙」)

○用例:鰆(9画)に掲載。

 

[河]

河豚 hugu、fuku、katon ふぐ。ふく。

○邦名:(1)ハリセンボン(集覧「水産宝典」)。(2)フグ(「岩波動物学辞典」「水産俗字集」「水産名彙」)。マフグ(「水産俗字集」「水産名彙」)。(3)フクベ(「水産名彙」)。

○参考(フグ):[侯](9画)に記す。

 

[邵]

邵陽魚 しょうようぎょ。→韶陽魚(その他14画)及び[魚+覃](12画)に用例を記す。

○邦名:(1)エイ(「水産俗字集」「水産名彙」)。(2)コメ・オオトビウオ(「水産名彙」)

邵陽 しょうよう。→韶陽魚(その他14画)及び[魚+覃](12画)に用例を記す。

○邦名:(1)コメ(「水産俗字集」「水産名彙」)。(2)エイ・エギレ・ンベブタウオ(「水産名彙」)。

邵洋魚 しょうようぎょ。→韶陽魚(その他14画)及び[魚+覃](12画)に用例を記す。

○邦名:(1)エイ・コメ(「水産名彙」)

 

[金]

金槍魚 きんそうぎょ。

○邦名:(1)まぐろ。しび。(集覧「水産名彙」)(2)はす(箋注倭名類聚抄:〔47〕[時])

【箋注倭名類聚抄】 巻八 龍魚部 龍魚類 〔11〕 鮪 …中略…之比 、万具呂之属、嶧山君曰、大倉州志金槍魚以充之 毘、}:同項注(11-17)大倉州志:国蔵書「諸州府志」(特1-2181)に「大倉州志物産」あり。未見。「金槍魚」 :大倉州志をも出典に含む福井春水編「掌中名物撰」(天保4・1833年刊)に「マグロ 金槍魚(清俗)」と載る。 「キンソウギョ」と読むのだろうが、中国において、マグロを指す漢字として使われるようになったのは明代以降と思われるが不詳。

○【箋注倭名類聚抄】 〔47〕巻八龍魚部 [時] …中略…小野氏曰、[時]魚俗名比良、一名比良鰶、安芸謂之比良古、大坂謂之黄豆奈之。}

○参考(マグロ・シビ):鮪(6画)

 

[虎]

虎魚 こぎょ

○邦名:

[岩]

岩魚 いわな :嘉魚:A :鮇魚

○邦名:@いわな(集覧「日本動物圖鑑」「岩波動物学辞典」「実験活用水産宝典」「水産名彙」)A「水産名彙」イハナ:嘉魚:A(日東魚譜)、神鳴魚(海魚考)、岩那(「随觀寫眞」)、鮇魚・拙魚・丙穴魚(日本有用水産誌)

 

○【山海経】東山経(平凡社ライブラリー。高馬三良訳) 寐魚=「さらに南へ水行すること五百里、諸鉤しょこうの山といい、草木なく沙石が多い。この山は、広さ百里、寐魚びぎょ(名)が多い。」(73ページ)

○【伊呂波字類抄】 〔イ〕イヲノコ。

○【興農叢誌】第1集(明治15年興農書院、小杉榲邨、伊藤圭介ほか著):国会図書館「近代デジタルライブラリー」公開
(1)竹実記 白雲山人:前略…○附録:飛州に篠魚(さゝいを)とて一種の奇物を生ず。この篠魚こそあやしき物にはありける。吉城郡高原郷のをくなる平湯の村てふところにのみありて、此の飛騨國のうちにても餘所にありてふことをさをさきこえず。笹のもとの節に枝にあらで魚の形ちして成り出でたり。さみだれの雨を得て谷水に落ちひたりてやがて鰭(ひれ)ふり出て遂にいはなといふ物になれり。其の嘉魚(いはな)てふ者は、鱒(ます)の子の二年へたるばかりにて、喰ひたる味も見たるさまも大かたますの子にかハれるところなきもいささか文(あや)のたがへるのみに

さゝうを:「日本竹譜」片山直人著・小野職慇校・中嶋仰山画:田中芳男閲(明治15年刊):下巻「さゝうを」(38/52)WKLDB

也けり。山河の岩間の淵にすめば然此名によぶなるべし。いたく年経たるは三尺にあまるばかりなるもありとなむ。竹の根の蝉となり、山薯薯(やまのいも)のむなぎに成るてふたましひなきものの魂ある物になれる例すくなからねば、是はたそら言と強ちにいひくだすべきにもあらじかし。

右の竹実記一篇は、白雲山人の著にて、天保三年壬辰の孟冬既に印行せられたる者なれども、当今其の世間に存する少きを以て、茲に掲ぐ。且ツ篇末に附録となれる篠魚の事に付きては、後に掲ぐるが如く 蒹葭堂雑録の記する所も略ぼ相似たりと云へども今まで伊藤圭介先生より左の一篇を寄送されたるにより併せて之を掲載すと云ふ。

 (2)魚尾竹説:飛州八賀郡ハタホコ村より高原郡平湯村へ越ゆる処平湯峠又飛信両州の際野麦峠日光赤沼原又美濃龍峠にも之を産す。箬一種の竹病にして其状筝形をなし節より生ず。頗る魚形に似たるを以て土人は魚に化すと誤惑し、奇なりと称せり。即ち、李息斎の竹譜に、魚尾竹西蜀功州西十里許白鶴覲古者仙人翁得道之所其山生細竹葉上毎一梢末有細籜左右相対一二許二籜亦対生如魚尾状視之宛如細魚人傳老翁[魚+句]魚其下折竹貫之遂成此種又名穿魚、と詳録せしもの即ち是なり。此説七羊翁の百品考にも引用せり。云爾、金窠老人伊藤圭介識
(3)篠魚となる:飛騨の國荒城郡高原の里の奥なる平湯の村と云ふ地の山にのみ生する篠(しの)ありて、春の下旬に至りて篠の節よりして筍を生す。其形恰かも魚の如し。斯を五月雨降りつゞく頃自ら落ちて渓に入り化して魚となり水中を游ぐ。之を岩魚(いはな)と云ふ。大概鱒(ます)の二年斗り歴たるが如く漁て食するに味ひ又鱒に彷彿たりとて先年加賀の國人渓水に竹の葉の半ば魚となりて游ぐを見たりと云へり、蒹葭堂雑録

 

○『重修政和経史証類備用本草』WDB(第8冊)8-89/142:嘉魚 味甘温無毒、食之令人肥健悦澤、乳穴中小魚、常食乳水、所以益人、能久食之力強、於乳有似英𨿸、功用同乳、{今付}
【陳藏噐{呉都賦云、嘉魚出於丙穴、李善注云、丙日出穴、今則不然、丙者、向陽穴也、陽穴多生此魚、魚復何能擇丙日耶。此注誤矣、新注云、治腎虚消渇、及勞損羸瘦、皆煮食之。又、抱朴子云、I知夜半、鷰知戊己、豈魚不知丙日也。}
食療云{微温。常於崖石下孔中、喫乳石沫、甚補(?)益。微有毒。其味甚珍美也。}

○『本草綱目』:嘉魚{宋開寶}
【釋名】鮇魚{音味}拙魚{綱目}丙穴魚{(藏器曰)左思蜀都賦云、嘉魚出於丙穴、李善註云、魚似丙日出穴、或云、穴向丙耳魚、豈能擇日出入耶。按、抱朴子云、燕避戌已I知夜半魚、豈不知丙日乎。(時珍曰)嘉、美也。杜甫詩云、魚知丙穴由來美、是矣。河陽呼為鮇魚、言味美也。蜀人呼為拙魚、言性鈍也。丙穴之説不一。按、文選注云、丙穴在漢中沔縣北有二所、常以三八月収之、丙地名也。水經云、丙水出丙穴。穴口向丙、故名。嘉魚常以三月出穴、十月入穴。黄I云、蜀中丙穴甚多不獨漢中也。嘉州、*州、梁山、大邑、順政、諸縣皆有丙穴。嘉魚常以春末出游、冬月入穴。}
【集解】(志曰){嘉魚、乃乳穴中小魚也。常食乳水、所以益人。(時珍曰)按、任豫、益州記云、嘉魚、蜀郡處處有之。状似鯉而鱗細如鱒、肉肥而美、大者五六斤食乳泉出丙穴二三月、随水出穴八九月、逆水入穴。*州志云、嘉魚、春社前出、秋社後歸、首有黒点、長身細鱗肉白如玉、味頗鹹食塩泉故也。范成大、虞衡志云、嘉魚、状如鰣而多脂、味極美、梧州人以為鮓餉遠。劉恂、嶺表録云、蒼梧戎縣江水日出、嘉魚似鱒而肥美衆魚莫、及毎炙食以芭蕉隔火恐脂滴火中也。又可為*。}
肉【氣味】甘、温、無毒{(詵曰)微有毒、而味多珍美。}【主治】食之令人肥健ス澤{(開寶)}煮食、治腎虚消渇労痩虚損{蔵器}
【發明】{(志曰)此魚食乳水。功用同乳。能久食之、力強於乳、有似英𨿸。(詵曰)常於崖石下孔中食乳石沫、故補益也。}

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