真名真魚字典

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和名・一次名称・俗称別引用文献・参考文献引用文中の古書名注引用文中の人名注編者凡例

【箋注倭名類聚抄】抄訳魚字尽成立関連年表

 

13画

賁’環(王→魚)[膸(月→魚)][敬’][虜][罠(民→魚+炎)][義][鰻(又→方)][解][解/魚][蟹(虫→魚)][學(子→魚)][農][鱠][賊][繰(糸→魚)](ソウ)|[亶](テン・セン)|[感][裏][歳]| |[奧]||[橿(木→魚)][黽][鱧]|[當]||[隋(月→左/魚)][隋’(月→魚)][普’][嘗(旨→甘)](ショウ)|[蜀][雷][暑][郷’][愛][肅]||[節]

 

 

  [魚+〔十×3〕/貝][魚+賁]

1301

――

-

(46519) フン・ブン。 魚の名。或は[魚+忿](46236)に作る。

魚】フンギョ。魚の名。えひ。 

○12画(賁)をツクリとする[魚+賁](1250)は、表題字〔1301〕(46519)の俗字、同字として、この項でメモを記載した。

○邦名 エイ。 (1)アカエイ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)エイ(同「日本動物図鑑」「岩波動物学辞典」「水産俗字解」「水産名彙」)。(3)コメ・エギレ・ナベブタウオ(同「水産名彙」)。

○参考 (1)(エイ):[魚+覃](46488)〔1218〕に用例記す。

○参考(2)(エビ):[魚+分](0444)

 

 [魚+環−王]

1302

――

-

(46520) ク_ワン。 (1)魚の名。(2)やもを。(46382)に同じ。

○邦名 ヤモオ・ヤモメ・オトコヤモメ。

○用例字形とも鰥(1024-46382)に記す。

 

 [膸(月→魚)]

1303

――

-

(46521) ヰ・ユイ。 魚の名。

○邦名 シャチホコ(集覧「水産名彙」)。

○【節用字纂往来】(元禄2年版本) シヤチホコ

○参考:魚虎(→鯱)鯱(8画)[魚+肅](12画)。

 

 [魚+敬’]

1304

――

-

(46522) ケイ・ギ_ヤ_ウ。 くぢら。鯨(46257)の俗字。

○邦名 用例不詳。

○参考:[鯨](8画):[鯢](8画)。[橿(木→魚)](13画)

 

 [魚+虜]

1305

――

-

(46523) ロ・ル。 魚の名。

○邦名 用例不詳。

 

 [罠(民→魚+炎)]

1306

――

-

(46524) カイ・ケ。 魚の名。

○邦名 用例不詳。

 

 [魚+義]

1307

――

(46525) ギ。 魚の子。

○邦名 用例不詳。

 

 [鰻(又→方)]

1308

――

(46525’) バン。 鰻(46443)(11画)に同じ。

○邦名 ウナギ。

○【類聚名義抄(観智院本)】僧下五(7) 魚{ハム。}/鰻{正。音万。又莫般反。イカル。}/鰻[魚+麗]{蠻’縲。二音。音[謾(又→方)]黎。ハシカミイヲ。−−魚 同。}……「莫般反」莫の字が英の字形に近く読みずらいが、莫でよいのだろう。「英」に近い字形は、【本草和名(寛政版)】の「鰻[魚+麗]魚」の項に出ており、頭注に「莫」とある。baku-hanの反切(ban=バン)。字形の用例等メモは、鰻(11画)を参照されたい。訓みを与えている「イカル」の意味が長らく考えているがわからない。

○参考(ウナギ系):[鰻](11画)。

 

 [魚+解][蠏(虫→魚)]

1309

――

-

(46526) カイ・ゲ。 (1)かに。蠏(10-33669)に同じ。(2)うなぎ。〔集韻〕、魚名、[魚+同]也。

○邦名 (1)カニ。(2)ハモノウオ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(3)コメ・アメノウオ・ミズサケ(同「水産名彙」)。

 

 [蟹(虫→魚)][解/魚]

1310

――

-

(46527) カイ。 [魚+解](46526)に同じ。

○邦名 カニ。

 

 [黌(黄→魚)]

1311

――

-

(46528) (一)コ_ウ・グ。(二)ヨク・オク。(三)アク。(四)ボ_ウ・モ。 (一)(二)(三)(1)かぶとがに。蟹の一。(2)虹の俗称。(四)魚の名。

○邦名 カブトガニ。

 

 [魚+農]

1312

――

-

(46529) ジ_ヨ_ウ・ニ_ウ。 さめ。〔集韻〕、[魚+台]魚也。

○邦名 不詳。

 

  [魚+會][鱠] JIS第2水準[8270]

1313

――

JIS

(46530) ク_ワイ・ケ。 (1)魚の名。鱠殘を見よ。(2)なます。膾(9-29937)に同じ。

鱠殘】クワイザン。 魚の名。状銀魚に似、体長は三四寸。蘇松浙江に産す。白魚の類。

○邦名 (1)鱠魚(鱠残魚)=キス・シラウオ(集覧「水産名彙」)、キスゴ・シロウオ(同「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)訓み=なます。

参考 (1)シラウオ系:

参考(2)キス系:鱚(12画)

参考(3)カレイ系:王餘魚(その他4画)。

 

 

 [魚+賊]

1314

――

-

(46531) ソク。 [魚+則](46309)に同じ。

○邦名 (1)イカ。(2)フナ。

○【新撰字鏡(天治本)】魚部第八十七(523-2) *[魚+即]{■奈}。[魚+則]{三字同。昨則反。伊加。}……頭注(○二:■=不奈昨―[肉+乍]=胙(上)伊加。)。胙則反=so―soku反切―soku。

 

 [魚+繰−糸][繰(糸→魚)] 

1315

――

*1

(46532) サ_ウ・ソ_ウ。 なまぐさい。[繰(糸→月)](9-29955)に同じ。〔説文〕*1、[魚+生]臭也、从魚[繰−糸]聲、周禮曰、膳膏[繰(糸→月)]。 [邦]あぢ。鰺。〔倭名類聚鈔〕阿知。

○邦名 (1)アジ(集覧「水産名彙」)。(2)ナマグサイ。

○参考画像A(*1*2)のパターン

*2 *3 *4 *5

画像1237

(46508)再掲

画像1237-04

倭名類聚鈔(那波道圓本)より

画像1237-03

類聚名義抄(観智院本)より

画像1237-02

新撰字鏡(天治本)より

○参考画像B(*6)のパターン

*6 *7 *8 *9

画像1128

(46442)再掲

画像0888

(大辞典記載なし)再掲

画像1237-06

本草和名(寛政版)より

画像1237-05

新撰字鏡(享和本)より

 

○「アジ」:鰺の用例として鰺(11画)に示した。

○【本草和名(寛政版)】*8{貌似◆1。}◆2{子公反。頭中有石。}一名石首魚{出崔禹。}和名、阿知。……

○【倭名類聚鈔】(那波道圓本)

○【箋注倭名類聚抄】〔29〕*1[] 崔禹食經云、[]、{蘇遭反、與騒同、阿知、}{○下総本有和名二字、」新撰字鏡同訓、阿遲又出天平九年官符、見類聚符宣抄、}味甘温無毒、貌似[椶−木]、而尾白刺相次者也、{○伊勢廣本那波本[]作[*2]、按類聚名義抄云、[*2][]俗正、干禄字書云、[]操上俗下正、故[喿]俗作[*2]、伊勢本下総本作鰺、刻版本同、與本草和名合、廣韻云繰俗作縿、故[喿]亦俗作鰺也、醫心方引、而作皮中有白垢五字、相次連々逆々四字、按崔氏状[喿]、 為似[椶(木→魚)]皮中有白垢尾白刺連々逆々、素為阿知無疑、嶧山君曰 、寧波府志有青筴魚、當是阿知、又按説文、[喿]、[生]臭也、周禮曰、膳膏[喿]、非此義、}

○参考(1)アジ:鰺(11画)[魚+良](7画) 。鯵(8画)[鰺(彡→心’)](12画)

○参考(2)ナマグサシ:[魚+生](5画)。[魚+妥](7画)。[魚+星](9画)。

○参考(3)イシモチ:[椶(木→魚)](9画)

 

  [魚+亶]

1316

――

(46533) (一)テン。(二)セン・ゼン。(三)タン・ダン。 (一)(1)こひの一種。(2)大魚の名。かぢきに似て短く、肉は黄色。(3)漢の侯国の名。(二)うみへび。[魚+單](12-46496)に通ず。(三)魚の名。 (四)籀文*2=[魚+亶/虫](19画)に作る。

小篆(説文解字)*1 籀文(説文解字)*2

○【毛伝】[亶]鯉也、鮪[各]也。(詩経最古の解釈)

○【説文解字】(「重刊許氏説文解字五音韻譜」京都大学人文科学研究所蔵)*1{鯉也、从魚亶聲、張連切} *2{籀文、

○【説文解字】(15巻、段玉裁注)(東京大学東洋文化研究所蔵)鯉{*1也。……以下「鯉」参照}*1 鯉也。{衞風毛傅曰、鯉也、許本之、以鮪[各]例之此當同、鄭曰、大鯉也、蓋鯉與同類而別異、猶[各]與鮪同類而別異、}从魚亶聲{張連切、十四部}、*2 籀文{从[宛−ウ]為聲}

○【爾雅釈魚】(爾雅注疏巻第十)(テキストTDB「爾雅注疏十一巻」福建刊十三経注疏)[亶]《註》[亶]大魚、以[覃]而短鼻、口在頷下、体有邪行甲、無鱗肉黄、大者長二三丈、今江東呼為黄魚。{○[亶]張連切}《疏》[亶]郭義具注、陸璣云、[亶]出江海三月中従河下頭来上[亶]身形似龍鋭頭、口在頷下、背上腹下皆有甲、縦広四五尺、今於盟津東石磧上鉤取之、大者千餘斤、可蒸為[臛(雨→ウ)]、又可為鮓、魚子可為醤、詩衞風碩人云、[亶]鮪發發是也。

【毛詩正義】TDB「毛詩注疏二十巻」孔頴達疏(「毛詩正義」)第三巻之ニ碩人篇(273〜279:278):河水洋洋、北流活活、施罛濊濊、[亶]鮪發發、葭菼@@、庶姜孽孽、庶士有朅【伝】洋洋盛大也。活活流也。罛魚罟 、濊濊施之水中。[亶]鮪也。鮪[各]也。發發盛貌。葭蘆、菼[薬(落→亂)]也。@@長也。孽孽盛飾庶士斉大夫送女者朅武壮貌。【箋】略。【疏】{〈伝〉罛魚罟 、至送女者○正義曰。釋器云。魚罟謂之罛。李巡曰、魚罟、捕魚具也。[亶]、鯉。鮪、[各]。謂魚有二名。釋魚有鯉[亶]。舍人曰、鯉、一名[亶]。郭璞曰 、鯉、今赤鯉魚也。[亶]、大魚、似 [覃]而短鼻、口在頷下、體有邪行甲、無鱗、肉黄、大者長二三丈、今江東呼為黄魚、即是也。釋魚又有鮎 。孫炎曰、、一名鮎 。郭璞曰、、今額白魚、鮎、別名[是]、江東通呼鮎為[夷]。舍人、以[亶]鯉為一魚。孫、以鮎為一魚。郭璞、以四者各為一魚。、[亶]鮪出江海、三月中従河下頭来上、[亶]身形似龍、鋭頭、口在頷下、背上腹下皆有甲、縦廣四五尺、今於盟津東石磧上釣取之、大者千餘斤、可蒸為[確(石→月)]、又可為鮓、魚子可為醤、鮪、魚形似[亶]而青黒、頭小而尖似鐡兜、口亦在頷下、其甲可以摩薑、大者不過七八尺、益州人謂之[亶]鮪、大者為王鮪、小者為[尗]鮪、一名[各]、肉色白、味不如[亶]也。今東萊遼東人謂之尉魚、或謂之仲明、仲明者、樂浪尉也。溺死海中、化為此魚、如陸之言。又以今語驗之、則鯉鮪[亶]皆異魚也。故郭璞曰、先儒及毛詩訓傳皆謂此魚有両名、今此魚種類形状有殊、無縁強合之為一物。是郭謂毛傳為誤也。葭蘆……以下略。}

参考用例(本草・その他)

○【證類本草】(政和本草:WDB)巻第二十巻蟲魚部上品50種のうち「二十三種陳蔵器餘」から「[亶]魚」:肝無毒。主悪瘡疥癬勿以塩炙食。郭注爾雅云、[亶]魚長二三丈。顔氏家訓曰、[亶]魚純灰色無文。古書云、有多用[亶]魚字為[單]既長二三丈。則非[單]魚明矣。本経又以[單]為鼉、此誤浹’矣。今明[黄]魚、體有三行甲。上龍門。化為龍也。

○【本草綱目】(国会図書館蔵本KTDB)(第24冊)第44巻、鱗部ニ(鱗之四)無鱗魚三十一種:(24-53)[亶]魚{音○拾遺。}(校正){(時珍曰)食療黄魚。係重出、今併為一。}/(釈名)黄魚{食療}、魚{御覧}、玉版魚{(時珍曰)[亶]肥而不善游、有如之象、曰黄曰、言其脂色也。玉版、言其肉色也。異物志名含光、言其脂肉夜有光也。飲膳正要云、遼人名阿八兒忽魚。}/(集解){(蔵器曰)[亶]長二三丈、純灰色、體有三行甲。逆上龍門、能化為龍也。(時珍曰)[亶]出、江淮、黄河、遼海深水處、無鱗大魚也。其状似[尋]、其色灰白、其背有骨甲三行、其鼻長有鬚、其口近頷下、其尾岐、其出也。以三月逆水而上、其居也。在磯’石湍流之間、其食也。張口接物、聴其自入、食而不飲、蟹魚多誤人之、昔人所謂[亶]鮪岫居、世俗所謂[尋][黄]魚喫自来食是矣。其行也在水底、去地数寸、漁人以小鈎近千、沈而取之。一鈎着身、動而護痛、諸鈎皆着、船游数日、待其困憊、方敢掣取。其小者近百斤、其大者長二三丈、至一二千斤。其氣甚[鮭(圭→星)]、其脂與肉層層相間、肉色白、脂色黄如、其脊骨及鼻并與鰓皆脆軟可食。其肚及子塩藏亦佳。其鰾亦可作膠。其肉骨煮炙及作鮓、皆美。翰墨大全云、江淮人以[尋][黄]魚鮓、名片醤、亦名玉版鮓也。}/肉(氣味)甘平有小毒。{(詵曰)發氣動風、發瘡疥、和蕎麦食、令人失音。(寗源曰)味極肥美。楚人尤重之、食生熱痰、作鮓奇絶、亦不益人。(時珍曰)服荊芥薬不可食}(主治)利五臓肥美人多食難剋化{時珍}/肝(氣味)無毒(主治)悪血疥癬勿以塩炙食{蔵器}

 

○邦名 ウナギ。チョウザメ。 (1)ウナギ(集覧「日本動物図鑑」)。(2)ウミウナギ(同「水産俗字解」)。(3)フカ(同「水産俗字解」「水産名彙」)。(4)オイカワ(同「実験活用水産宝典」「水産名彙」)。(5)オイカイ・オボシビ・チョウザメ(同「水産名彙」)。(6)魚=サメ・ムナギ(同「水産俗字解」「水産名彙」)、フカ(同「水産俗字解」)、ウナギ・ロウザメ・ウミウナギ(同「水産名彙」)。(7)鯉=コイ・マゴイ(同「水産名彙」)。(8)仙魚=カボラ(同「水産名彙」)。

【和名類聚鈔】(那波道圓本)20巻本(WDB-元和3[1617]年序、古活字本、10冊)19巻4丁裏。 WDB-「倭名類聚抄」下総本写本五冊本五の龍魚部第十八中「[覃]魚」「[亶]魚」。

○【和名類聚鈔】(那波道圓本) (日本古典全集版) 巻19鱗介部三十 *魚 文字集略云。{音天、和名無奈木}。黄魚鋭頭、口在頸下者也。本草云、[旦]魚{上音善、和名上同}、一名鰌[旦]{上音秋}、一名鯆[比]{甫毘ニ音}、一名[魚+尖][魚+〔乱−舌〕]{鴦軋二音}、爾雅注云、[單]似蛇{今案[ 單]即[旦]字也}。

【箋注倭名類聚抄】巻八龍魚部 [亶]魚 文字集略云、 [亶]、{音天 、无奈岐、}{○下総本有和名二字无奈岐見万葉集嗤咲痩人歌、新撰字鏡、[單]、[善]、[旦]、同訓、[習]、[夫]、亦同訓、今俗呼宇奈岐、本草和名、[旦] 、同訓、}。

   黄魚鋭頭、口在頷下也、{○下総本[亶]下有魚字、注首有上字、恐非、廣本也上有者字按爾雅郭注 、[亶]大魚、似[覃]而短鼻、口在頷下、体有邪行甲鱗肉黄 、大者長二三丈、今江東呼為黄魚、山海経注亦云、[亶]魚大魚也、口在頷下、毛詩碩人正義引陸[機(木→王)]疏云、[亶]身形似龍鋭頭、 口在頷下、文字集略蓋本之、又按陸[王+幾]又云、背上腹下 皆有甲、縦廣四五尺、大者千余斤、書証篇引魏武四時食制、大如五斗匳、長一丈、顔氏家訓 、[亶]魚純灰色無紋、陳蔵器曰、体有三行甲、羅願曰、長鼻[車+而/大]骨肉黄 、唯以作鮓、而骨可啖、

   北山経郭注云、[單]魚似[虫+也]、音善、玄応音義引訓纂云、[單][虫+也]魚也、証類本草載[單]魚、音善、引掌禹錫等謹按図経云、似鰻[麗]魚而細長 、亦似蛇而無鱗、有青黄二色、生水岸泥中、所在皆有之、是[單]実鰻[麗]魚之類、故訓為牟奈岐、與[單]魚甲之[單]、音義皆不同、或借用[亶]字、顔氏家訓云、後漢書云、鸛雀 銜三[單]魚、多仮借為[亶]鮪之[亶]、孫卿(即→皀卩 )云、魚鼈鰌[亶]、及韓非説苑皆曰、[亶]似蛇蠶似[虫+蜀]、並作[亶]字、仮[亶]為[單]、其来久矣、後漢書三[亶]魚、出楊震伝、李賢注云、続漢及謝承書[亶]字皆作[單]字、是[亶][單]古字通也、

    故源君以[亶]字无奈岐、然文字集略所説是[亶]字本義、即鮫魚之属、源君引之誤、音天亦誤、然杜甫秋日[ヒ]府詠懐寄鄭監李賓客、百韵詩 、敕廚惟一味、求飽或三[亶]、押入先韻、則読為平聲音天不拠、至黄魚云々、其誤無逃、 ……〔ヒ〕→

    又按[單]雖鰻[麗]、非鰻[麗]、本草図経所云可証、又後漢書注[亶]魚、長者不三尺、黄地黒文、小野蘭山曰、[單]魚、紀伊謂之宇都菩、伊豆謂之宇美具知奈波、安房謂之奈万太、其宇奈岐以鰻[麗]魚之為允、説文云、鰻、鰻魚也、[麗]、[麗]魚也、}

   本草云、[旦]魚、 {上音善、}{○千金翼方證類本草上品載[單]魚、本草和名作[旦]魚、按北山経云、湖灌之山湖灌之水出焉、其中多[旦]、郭注云、亦[單]魚字、玉篇云、[旦]、[單]同上、愚謂[旦]是[亶]字之省 、借[亶]為[單]見上文、故亦借[旦]為[單]也、玉篇以[旦][單]同字、非是 、本草和名作[旦]魚者、蓋輔仁所通借、非唐本草之旧、下総本注末有和名上同四字、廣本同、}

   一名鰌[旦]、 {上音秋、}一名鯆[比]、{甫[田+比]二音、}一名[央][軋(車→魚)]{鴦軋二音}{○千金翼方證類本草不引三名按證類本草引陶隠居、説[單]魚形状主治、其後云、此水族魚鰕之類甚多、有之反能致病者、今條注如後説、鰌[單]不白犬血上レ之、鯉魚子不猪肝上レ之、[即’]魚亦爾、又有鯆[比]亦益人、尾有毒、療歯痛 、又有[央][軋(車→魚)]魚、至能醒酒、[侯][夷]魚有毒不食、是陶兼挙合食禁與本草外諸魚能毒也、鰌[單]是二物、[單]即本條[單]魚、鰌即泥鰌、壒嚢抄所載土長是也、土長即泥鰌字音之譌、陳蔵器本草云、[共]魚、鰍魚、鼠尾魚、地青魚、鯆[比]魚、邵陽魚云々、已上魚並生南海、惣有肉翅、尾長二尺、刺在尾中、逢物以尾撥之、則知鯆[比]邵陽、同類異種、   

   爾雅[習]鰌、郭注、今泥鰌、邢[星(生→丙)]疏、穴於泥中、因以名之、釈文引辞林云、鰌以[單]短小也、時珍曰、海鰌生海中、極大、江鰌生江中、長七八寸、泥鰌生湖池、最小、長三四寸、沉於泥中、状微似[單]而小、鋭首、肉身青黒色無鱗、以涎自染、滑疾難握、郝曰、出水能鳴、至難死、大者能攻岸、王念孫曰、鰌短小之称也、考工記、 廬人酋矛、常有四尺、鄭注訓酋為短、食療本草云、黄[桑+頁]魚一名[央][軋(車→魚)]魚、醒酒、無鱗、不人也、李時珍曰、身尾倶似小鮎鱗、腹下黄、背上青黄、腮下有二横骨両鬚、有胃、羣游作聲、性最難死、王氏曰、此魚今所在有之、長不尺、楊州人謂之[央]斯魚、順天人謂之伽魚、下條所載和名加良加古即是也、本草和名[旦]條竝挙鰌[單]鯆[比]魚[央][軋(車→魚)]魚[侯][[夷]]魚、云已上四名出陶景注、不一名、而注鰌[單]是二物、輔仁誤合為一、源君因襲之、又以鰌[單]鯆[比][央][軋(車→魚)]並為[旦]魚一名、誤甚、但[侯][頤 −頁]魚本書下條載之、故雖本草和名有一レ之、源君不之也、}

   [企(止→小)]雅注云、[單]魚似蛇、{今案[單]即[旦]字、}{○廣本無魚字按爾雅有[亶]無[單]、郭注解[亶]為黄魚、旧注或読[亶]為[單]、依韓非子解以蛇、與郭不同也、}

 

○参考(1) マグロ系:[鮪](6画)。[魚+亶](13画)。

○参考(2)チョウザメ系 :[魚+亶](13画)

○参考(3)エイ系: [魚+覃](12画)。邵陽魚(その他8画)。韶陽魚(その他14画) 。

○参考(4)ウナギ系:鰻(1129)[軋(車→魚)](1画)。[魚+夫](4画)。 [魚+旦](5画) 。[魚+央](5画)。[ 魚+習](11画)。[魚+單](12画。[ 魚+善](12画)。[魚+亶](13画)。

○参考(5)ドジョウ系:[鰌](9画)。[ 魚+習](11画)。

○参考(6)ギギ系:[軋(車→魚)](1画)。[魚+央](5画):[魚+雨](8画)。[魚+罔](8画)。[鯤](8画)。[魚+禺](9画)。[魚+毘](9画)。[貔(豸→魚)](10画)。[蠖(虫→魚)](14画)。 [桑+頁](その他19画)。〈参考:[魚+廷](7画)。[魚+亭](9画)

○参考(7)コイ系:[鯉](7画)。

 

 [魚+感]

1317

――

-

(46534) カン・コン。 たら。黄頬魚。或は[魚+咸](46345)に作る。

○邦名 (1)キリキリ(集覧「水産名彙」)。(2)魚=ハソ(同「水産俗字解」「水産名彙」)。

○【標註訂正 康煕字典(渡辺温編・講談社版)】カン 〔廣韻〕〔集韻〕竝古[~(申→覃)]切。音感。魚ノ名。[託(言→魚)]也。又〔山海経〕略―下記参照。〔註〕一名黄頬。〔本草〕*魚ハ即[餡(食→魚)]魚。一名鰥魚。*ハ敢也。[餡(食→魚)]ハ[餡(食→月)]也。食テ而無キ厭ク也。又其ノ性獨行。故。〔集韻〕或

○【山海経】(平凡社ライブラリー。高馬三良訳)第四 東山経 さらに南へ三百里、番条の山といい、草木なくて沙が多い。減水ながれ、北流して海に注ぐ。水中に魚(ぎぎ)が多い。

○【新撰字鏡(天治本)】魚部第八十七(518−7) *{古[~(申→覃)]。}……天治本の原字体は、覃の「早」が「卑(頭「'」ナシ)」となっている。

○【倭玉篇(夢梅本・篇目次第)】第二百八十一魚部(1089-5) *{公[禅’]切。ケン反。カム反。}……「禅」のツクリ頭の点は二つ。「單」の字の略字形か、[~(申→覃)]の略字形か。いずれにしても「kou-zenの反切」でよいのだろう。

○参考(1):[魚+咸](9画)。[託(言→魚)](3画)。

○参考(2):[餡(食→魚)](8画)。

○参考(3):[魚+貢](10画)。

 

 [魚+裏]

1318

――

-

(46535) リ。 鯉(46182)に同じ。〔集韻〕鯉、或从裏。

○邦名 (1)コイ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)マゴイ(同「水産名彙」)。(3)*雷=サメ(同「水産名彙」)。

○参考:[鯉](7画)。

 

  [魚+歳] [歳]

1319

――

-

(46536) ケイ。 [魚+厥](46501)に同じ。

 (1319-2)〈参考字〉。 ツクリ「歳」が新字体(戌の中の少の字形の違い。「歳」の解字はみのりの年を表わす「戌」に1年が終わり次の年に「歩」む意味。戌に含まれる少の字形が、旧字体は、1319のツクリの字形ように、右点のない「少’」(3画)で表わし、新字体は、「小」で表わしている。JIS文字として両字とも含まれていないため、参考のために、大辞典を正字として、新字形を参考としてあげておいた。

○邦名 (1)ウグイ(集覧「水産俗字解」)。(2)モウオ(同「水産俗字解」「水産名彙」)。(3)コノシロ・ツナシ(同「水産名彙」)。

○【毛吹草(岩波文庫版)】巻第四 近江 東山道 湖ミズウミニ水鮭アメ、鱒マス、鯰ナマヅ、[時]ハスウグイ、ワタカ、鯉コイ、似鯉ニゴイ―以下略。

○                                  

○参考:ウグイ関連字=[經(糸→魚)](7画)、[魚+成](7画)。[鰔](9画)、[鰄](9画)、[魚+蚤](10画)、[魚+歳](13画)。石班魚(他5画)。赤腹魚(他7画)。

 

 [燦(火→魚)]

1320

――

-

(46537) サン。[餐(食→魚)](46185)の俗字。

○邦名 用例不詳。

 

 [奥’] [奧]

1321

――

(46538)  (一)アウ・オウ:〔集韻〕於到切。[號]去聲。 (二)イウ・ウ:〔集韻〕於九切。[有]上聲。 (1)どぢやう。〔廣雅、釈魚〕、鰌也。〔集韻〕、魚名。(2)うを。

用例(1)

【標註訂正康煕字典】(渡辺温篇) 13画→[奧]アウ:[廣韻]鳥到切。[集韻]於到切。竝ニ音奧。小魚ノ名。[博雅]鯉也。又鰌ドヂヤウ也。又[奧]イウ。[集韻]於九ノ切。黝ノ上聲。義同。

【玉篇】(大廣益会玉篇三十巻・張氏重刊宋本玉篇)(TDB)魚部(40丁オ-1行)[奧]{於報切。小鰌也。}

【廣韻】(五巻・張氏重刊宋本廣韻TDB)去聲(巻第四)三十七○号{胡到切。六。}……(223)○奥{烏到切。十一。}……[奥]{小鰌名}。

用例(2)

【本草綱目】(国会図書館蔵本KTDB)(第24冊)第44巻、鱗部ニ(鱗之四)無鱗魚二十八種・付録九種:鰌魚{音酋○綱目。}/(釈名)泥鰌{俗名}、[習]魚{爾雅○(時珍曰)按陸佃云、鰌性、酋健、好動、善優、故名。小者[奧]魚。孫炎云、[習]者尋習、其泥也。}

○邦名:不詳。

○参考(ドジョウ):[鰌](9画):[鯲](8画)。[鰍](9画)。[習](11画).[魚+羞](11画)。[鰻](11画)。[奧](13画)

 

1322

――

-

(46539) 

○邦名:不詳。用例不詳。

 

 [橿(木→魚)]

1323

――

-

(46540) (一)ケイ・ギ_ヤ_ウ。(二)キ_ヤ_ウ・ガウ。 (一)(二)くぢら。或は鯨(46257)に作る。

○邦名 邦魚名不詳。◎クジラ(クヂラ)。

○参考:[鯨](8画):[鯢](8画)。[魚+敬’](13画)。 用例は鯨(8画)に記す。

=キョウ。かっちりかたい

 

  [魚+黽] [黽]←[縄(糸→魚)]

1324

――

*1

(46541) (一)シ_ヨ_ウ・ジ_ヨ_ウ。(二)シ_ヨ_ウ・ジ_ヨ_ウ。(三)ヨ_ウ。(四)マ_ウ・ミ_ヤ_ウ。 (一)(二)(三)小さい魚。(四)ふぐの一種。

 

 

 

 

 

 

【新撰字鏡(天治本)】*2

1218C【新撰字鏡(天治本)】巻九―四

    【類聚名義抄(観智院本)】僧下一二。上字は、*2。中字は、音ヨウ、  

○邦名 (1)ハエ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)ハヤ・ヒオ・ウオノコ(同「水産名彙」)。

○【新撰字鏡(天治本)】*2 {上字}……上字 の「上」とはなにか。上に載る字を指すのか(これが他字を通じての表記ルールだが、この場合そうすると「[覃]」=*2=[黽]ということになる。)。四声の「上声」の「上」か(新撰字鏡の他の用例からこれは非)。「ジョウ」の音を示すものか (これも他の反切表記例と音表記から非)。「天治本」注記に「*2―*1・上字―食陵反比乎」とある。

○【新撰字鏡(群書類従本)】*1{食陵反。比乎}。

○【類聚名義抄(観智院本)】僧下一二 *2[孕][*2’]{今或正、孕縄二音魚音猛蛙。ヒヲ。 }……参考字形例あり。

○参考(1)ハヤ・ハエ系:鮠(6画)

○参考(2)ヒオ・イサザ系:鮊=[魚+小](3画)。[魚+少](4画)。[魚+白](5画)。[魚+白+犬](9画)。[魚+是](9画) 。[縄(糸→魚)](9画)。[魚+喬](10画)。[魚+黽](13画)。

○参考(3)シラウオ・シロウオ系:[魚+白](5画)。[魚+白+犬](9画)。[魚+喬](10画)。

○参考(4):[覃](12画)の字形との比較要検討。

 

  [魚+豊][鱧] JIS第2水準[8271]

1325

――

[]

(46542) レイ・ライ。(1)おほなまづ。なまづの一種。〔説文〕略。〔爾雅、釋魚〕略。〔一切經音義、十九〕鱧、[魚+果]也。(2)やつめうなぎ。〔爾雅翼、釋魚、鱧〕鱧魚、圓長而斑點有七點、作北斗之象。(3)[魚+麗](46626)に同じ。

[邦]はも。

【鱧魚】レイギョ。魚の名。うなぎ。〔本草、鱧魚〕釈名、蠡魚、K鱧、玄鱧、烏鱧、[同]魚、文魚、時珍曰、鱧首有七星、夜朝北斗、有自然之禮、故謂之鱧、又與蛇通氣、色K北方之魚也、故有玄K諸名。

【鱧腸】レイチ_ヤ_ウ。(1)烏魚の腸。薬として用ひる。(2)路傍・畦畔等の湿地に自生する一年生草本。たかさぶらう・いたちぐさ・うなぎころし・うまきたし等の諸名あり、菊科に属す。

【標註訂正 康煕字典(渡辺温編・講談社版)】鱧 〔唐韻〕盧啓ノ切。〔集韻〕〔韻會〕里第ノ切。竝ニ音禮。〔説文〕[蒦]也。〔爾雅釋魚〕鱧。〔註〕[同]也。〔詩小雅〕魚麗于羀魴鱧。〔正字通〕今ノ烏魚。又與蠡同。〔本草〕蠡魚一名[同]魚。生九江。〔註〕蠡。今皆作鱧字。

【説文】(「説文解字十五巻」TDB)(39-7576)(魚部)鱧:[蒦]也。{釋魚毛傳鱧鯇爲一。許鱧[蒦]為一。各有所受之也。}从魚豐聲{盧啓切。十五部}

【説文】(「説文解字十五巻」TDB)(20-7557)(魚部)[同]:[同]魚{舊作魚名。今正許書之例不言某名也。釋魚曰、鰹大者鮦、小者[兌]、許無鰹[兌]字。}一曰[蠡]也{此一曰猶今言一名也。許書一字異義言一曰一物異名、亦言一曰不嫌同辭也。此六字本相接、誤解者失其義中隔以从魚同聲四字、今正、本艸經蠡魚一名鮦魚、陸コ明所據作[彖/虫]、釋魚鱧郭注鮦也。此由不考鱧非[蠡]之故若釋文云鱧又作[彖/虫]、則淺人所改耳。毛詩傳曰鱧鮦也。正義云諸本或作鱧鯇作鯇、則與舍人爾雅不異、按作鯇不誤、淺人認鱧爲[蠡]因改鯇爲鮦也。蠡即[蠡]、[蠡]與鱧異物異字、陶通明説本艸曰、蠡今皆作鱧字、此郭誤注爾雅之由也。許以[蒦][丕]鱧[果]爲一魚、[蠡]鮦爲一魚。[蠡]即今俗所謂烏魚、或曰烏鯉、頭有七星之魚也。爾雅鯉鱣爲一、鰋鮎爲一、鱧鯇爲一。古説本不誤。而郭氏妄疑之。鱧鯇又非下文之鰹鮦[兌]也。而郭氏妄合之。○此當直云[蠡]也。上四字淺人所加當刪。鮦即今頭有一星之魚、俗云烏鯉。其字正當作[蠡]。攷釋魚郭本作鱧鮦也。舍人本作鱧鯇也。毛詩魚麗或作鱧鮦也。與郭合。或作鱧鯇也。與舍人合。詳詩正義、初疑郭自釋鱧爲鮦非爾雅正文作鱧鮦。但陸璣詩疏正引爾雅曰鱧鮦也。許慎謂之[蠡]魚。然則爾雅正文實有如此本、爲許所本。今詩疏謂之[蠡]魚譌作謂之鱧魚。}从魚同聲讀若絝[禰(爾→龍)]{絝[禰(爾→龍)]見衣部。丈冢切。古鮦亦直隴切。九部。鮦陽縣則音轉讀若紂。

【説文】(「説文解字十五巻」TDB)(21-7558)(魚部)[蠡]:鮦也。{正與鮦篆轉注。本艸作蠡魚、省作[彖/虫]。陶貞白云今皆作鱧字。按此名之所以不正也。}从魚蠡聲{蠡’作蠡、少一畫者誤、今盧啓切。古音在十六部。與豐聲。在十五部不同。}

【證類本草】(政和本草:WDB)巻第二十巻蟲魚部(上品) 蠡{音禮}魚味甘寒無毒主濕痺面目浮腫下大水療五痔有瘡者不可食令人瘢{音盤}白一名鮦{音銅}魚生九江池澤取無時{陶隠居云今皆作鱧字、舊言是公蠣蛇所變、然亦有相生者、至難死。猶有蛇性合小豆白[灸(久→者)]、以療腫滿甚效。唐本注云、別錄云、腸及肝、主久敗瘡中蟲、諸魚灰並主哽噎也。臣禹錫等謹按孟詵云、鱧魚、下大小便擁塞氣、又作鱠、與脚氣風氣人食之效。又以大者洗去泥、開肚、以胡椒未半兩、切大蒜三兩顆、納魚腹中縫〔? 要確認〕合并和小豆一升[灸(久→者)]之。臨熟下蘿葡〔?要確認〕三五顆如指大、切葱一握、[灸(久→者)]熟。空腹服之、并豆等強飽、盡食之。至夜即洩氣、無限、三五日、更一頓〔?要確認〕、下一切悪氣、又十二月作醤良也。日華子云、鱧魚腸、以五味炙貼痔瘻及[虫虫]骬、良久蟲出、即去之。諸魚中唯此膽甘、可食。}

○圖經曰{蠡、通作鱧字。魚生九江池澤、今處處有之。陶隠居以為公蠣蛇所變、至難死、猶有蛇性。謹按、爾雅、鱧[完]、郭璞注云、鱧鮦、音同、也。釋者曰、鱧[完]也。詩小雅云、魚麗于羀魴鱧。毛傳云、鱧[完]也。正義云、諸本或作鱧[重]、音重、也。陸機〔ママ〕謂、[完]即鱧魚也。似鱧狹而厚、今京東人猶呼[重]魚、其實一類也。據上所說、則似今俗間所謂黒鱧魚者亦至難死、形近蛇類、浙中人多食之。然、本經著鱧魚、主濕痺下水而黒鱧魚主婦人妊娠。千金方、有安胎、單用黒鱧魚湯方。而、本經不言有此功用、恐是漏落耳。肝腸亦入藥、諸魚膽苦、惟此膽味甘可食為異也。又下鮑魚條、據陶蘇之說、乃似今漢沔間所作淡乾魚、味辛而臭者、蘇又引、李當之本草、亦言[膂(旅→匈)=胸]中濕者良。其以暴魚不以塩、外雖乾而魚肥、故中濕也。中濕則彌臭矣。一說鮑魚自是一種、形似小[庸]魚、生海中、氣最臭。秦始皇取置車中者是也。此說雖辨、亦無的據。素問、治血枯雀卵丸飲鮑魚汁、以利腸中。}

○【外臺秘要{療患腸痔、毎大便常有血。鱧魚鱠、薑虀食之佳。任性多少、差、忌冷毒物。}

○又方{療痔。鱧魚腸三具、炙令香、以綿裹内*道中、一食頃蟲當出、魚腸數易之、盡三枚差。}

○食醫心鏡{治十種水氣病不差[垂(/山:要確認)]死。鱧魚一頭、重一斤已上、右熟取汁、和冬苽、葱白作羹食之。}

○又方{治野雞病、下血不止、腸疼痛。鱧魚一頭、如食法作鱠、蒜齏食之。}

○靈苑方{治急喉閉、逡巡不枚者。蠡魚膽、臘月收、陰乾為末、毎服少許、點患處、藥至即差、病深則水調灌之。}

○衍義曰{蠡魚、今人謂之黒鯉魚。道家以謂頭有星為厭、世有知之者、往往不敢食。又發故疾、亦湏忌爾。今用之療病、亦止取其一端耳。}

 

【ヒ雅】(WDB:20巻:4冊)第1冊(第1巻)鱧:今玄鱧是也。諸魚中唯此魚膽甘可食。有舌鱗細有花文、一名文魚。與蛇通氣、其首戴星、夜則北嚮。蓋北方之魚也。詩曰魚麗于羀鱨[沙]、其次曰魴鱧、又其次曰鰋鯉、蓋鱨[沙]小魚、魴鱧中魚、鰋鯉大魚。亦其鱨[沙]之美不若魴鱧、魴鱧之美不若鰋鯉、故其序如此、今魚品齊魯之間、魴為下色、鰋為中色、鯉為上色。衡門之詩、先魴後鯉、亦以此故也。舊云、鱧是公礪蛇所化至難死猶有蛇性、故或謂之鰹也。爾雅曰鰹大鮦小者[兌]。

【爾雅翼】(「古今図書集成」電子版:博物彙編禽蟲典より) 鱧:鱧魚圓長而斑點有七點、作北斗之象、夜則仰首向北、而拱焉有自然之禮、故从禮、膽獨甘也。故从醴魚麗於羀有鱨魴鱧鰋鯉鱧者古人所重今道家忌之以其首戴斗也。又指為厭故有天厭雁地厭犬水厭鱧之説皆禁不食、又是公礪蛇所變然亦有相生者至難死猶有蛇性、故令人亦畏焉。郭氏解釋魚稱為鮦、然今鮦又別一種、鱧比他魚為最C、説文鱧[蒦]也、[果]鱧也。

【広雅疏証】(光緒五年淮南書局重刊本)釋魚:[麗]鰑鮦{[麗]、一作鱧。一作[蠡]。爾雅、鱧、[完]、舎人云、鱧、一名[完]。郭璞以為二魚、云、鱧鮦也。邢[日/丙]疏云、今青州呼小[麗]為[兌]。説文云、[蠡]、鮦也。小雅魚麗篇、魚麗于羀魴鱧、傳云、鱧鮦也。陸氏義疏云、似鯉頬狭而厚。本草、[蠡]魚、一名鮦魚、蠡與[蠡]同、陶注云、旧言是公蠣虵所変、然亦有相生者、至難死、猶有蛇性。今元〔玄〕鱧是也。諸魚中、唯此魚膽甘、可食。有舌、鱗細、有花文、一名文魚。與蛇通氣、其首戴星、夜則北嚮〔向〕。今人謂之烏魚、首有斑文、鱗細而K、故名[麗]魚。[麗]之言驪也。説文云、驪馬淡K色、韓詩外伝、南假子過程本、本為之烹[麗]魚、南假子曰、聞君子不食[麗]魚。豈以其有蛇性而悪之與。玉篇、廣韻並云、鰑赤[麗]也。鰑之言陽、赤色箸明之貌、豳風七月篇、我朱孔陽、傳云、陽、明也。釈器云、赤銅謂之錫、聲義亦同。}

【本草綱目】(国会図書館蔵本KTDB)(第24冊)第44巻、鱗部ニ:鱗之四{無鱗魚二十八種付録九種}鱧魚{本經上品}/(釋名)蠡魚{本經}黒鱧{圖經}玄鱧{埤雅}烏鱧{綱目}[同]魚{音同。本經}文魚{時珍曰、鱧首有七星、夜朝北斗有自然之禮、故謂之鱧、又與蛇通気色黒北方之魚也。故有玄黒、諸名俗呼火柴頭魚、即此也。其小者名鮦魚。蘇頌圖經引毛詩諸註謂、鱧即鯇魚者誤矣。今直削去、不煩辯正}/

(集解){別録曰、生九江池澤取無時。(弘景曰) 處處有之。言是公蠣蛇所化、然亦有相生者性、至難死。猶有蛇性也。時珍曰。形長體圓、頭尾相等、細鱗玄色、有斑點花文、頗類蝮蛇、有舌有齒、有肚、背腹有鬣連尾、尾無岐、形状可憎氣息C悪食、品所卑、南人有珍之者北人尤絶之道家指為水厭齋籙所忌。}/

肉(氣味) 甘寒無毒。有瘡者不可食、令人瘢白{別録源曰、有小毒無益不宜食之。(宗奭曰)能發痼疾療病亦取其一端耳。}(主治)療五痔治泊濕痹面目浮腫下大水{本經(陶弘景曰)合小豆白煮療腫滿甚効。}下大小便壅塞氣作鱠、與脚氣風氣人食之良{孟詵}主姙娠有水氣{蘇頌}/

(附方) {舊三、新二}十種水氣垂死{鱧魚一斤重者煮汁和冬瓜葱白作羹食。 心鏡。}下一切氣{(詵曰)用大鱧一頭開肚、入胡椒末、半兩大蒜片三顆縫合同小豆一升煮熟下蘿蔔三五顆葱一握具切碎煮熟空腹食之、至飽、并飲汁、至夜洩、悪氣無限也。五日更一作。}腸痔下血{鱧魚作鱠、以蒜虀食之忌冷毒物。  外臺。}一切風瘡{頑癬疥癩年久不愈者不過、二三服必愈用黒火、柴頭魚一個即烏鱧也。去腸肚以蒼耳葉填滿外、以蒼耳安鍋底置魚于上少少着水慢火煨〔?〕熟去皮骨淡食勿入塩醬功效甚大。  醫林集要。}浴兒免痘{除夕黄昏時用大烏魚一尾、小者二三尾、[煮(者/火)]湯浴兒遍身七竅倶到不可嫌鯹、以清水洗去也。若不信但留一手或一足不洗遇出痘時則未洗處偏多也。此乃異人所傳不可輕易。 楊珙醫方摘要。}/

腸及肝(主治)冷敗瘡中生蟲{別録}腸以五味炙香貼痔瘻及蛀骬瘡引蟲尽為度{日華}/

膽(気味)甘平。{(日華曰)諸魚膽苦、惟此膽甘可食、為異也。臘月収取陰乾。}(主治)喉痺将死者點入少許、即差病深者水調灌之{Q苑方〔霊苑方か?〕

○邦名 ハモ。 (1)キダコ・タイ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)ハモ(同「日本動物図鑑」「岩波動物学辞典」「水産俗字解」「水産名彙」)。(3)ヤツメウナギ(同「岩波動物学辞典」「水産名彙」)。(4)ハム・ウツボ(同「水産名彙」)。(5)鱧魚=レイギョ(同「水産名彙」)。

○【新撰字鏡(天治本)】魚部第八十七(517p) 鱧 {礼音。[果]。太比。}/次小学篇 [長]{波无}……編者「鱧」頭注:「音(赤尾魚)・但赤尾魚」 。

○【新撰字鏡(享和本・群書類従本)】魚部第七十一 鱧 {礼音。太比。}/[長]{波无}

○【本草和名(寛政版)】鱧膓{ 仁諝音、礼。}一名、蓮子草{出蘇敬注。}和名、宇末岐多之。……植物のウマキタシ。/蠡魚{陶景注云。今作鱧字。}一名調魚{楊玄操。音重。}一名鮪{大者也。古今注}和名、波牟。

○【伊呂波字類抄】(日本古典全集第三期) 五四ウ 鱧魚{ハム。本草云、蠡魚上音礼、和名波无、味甘、寒、无毒。又、作[魚+麗]者也。}/調魚{楊玄操者}/鮪{大者也、已上ニ名(ハム)。出古今注見本草。}/[魚+時]{ハソ。ハム。}

○【倭名類聚鈔】巻第十九 鱗介部 龍魚類二百三十六 鱧魚 夲草云、[魚+蠡]魚{上音禮、和名波無。}味甘寒、無毒者也。陶隠居注云、[魚+蠡]、今作鱧字也。

○【箋注倭名類聚抄】巻八龍魚部(十八丁―376下段)  鱧魚  本草云、[蠡]魚、{上音禮、和名波无、}{○新撰字鏡[長]同訓、三大實録同訓 、今俗呼波毛、}味甘寒無毒者也、陶隠居注云、[蠡]今作鱧字{○下総本標目鱧魚 作[蠡]魚、正文二[蠡]並作蠡、 按従魚字見説文、然千金翼方證類本草上品及本草和名醫心方皆 作蠡魚、爾雅釋文鱧又作蠡、則此條作蠡為是、伊勢廣本正文二[蠡]作[彖/虫]、按集韻蠡又作[彖/虫]、千金翼方證類本草無者也二字、證類本草[蠡]今作今皆、本草和名 作今一字、 按玉篇云、[蠡]鱧同上、與陶氏所言合、然説文云[蠡][同]也、即本草所載者、説文又云、鱧[蠖(虫→魚)]也、據爾雅郭注 、是即下條鮠魚、則[蠡]鱧二物不同、蓋後俗[蠡]字諧声作鱧、與[蠖(虫→魚)]魚之鱧混也、又按證類本草蠡魚條引陶云、舊言是公蠣[虫+也]所變、然亦有相生者、至難レ死、猶有蛇性、圖經云、蠡魚生九江池澤、今處々有之、浙中人多食之、[卑]雅云鱧今玄鱧是也、諸魚中唯此魚膽甘可食、有舌、鱗細有花文、一名文魚、與蛇通気、其首載星、夜則北向、爾雅翼云、鱧魚円長而斑点有七点、作北斗之象、李時珍曰、形長體円、頭尾相等、細鱗玄色、有斑点花文、頗類蝮蛇、有舌有歯、有肝、背腹有鬣連、尾無岐形、形状可憎、気息[生]悪、食品所卑、郝曰、爾雅、鰹、大[同]也、小者[兌]、然則中者名鱧也、文化元年清舶載来活[蠡]魚、今江戸官園養之、按本草綱目、日華曰、生海中、類鰻[麗]而大、 是可以充波无也、}

○【類聚名義抄(観智院本)】僧下六(3) 鱧{音礼。ハム。ナヨシ。}/―魚{ハム。}/[魚+蠡]{正}/―腸草{ウマキタシ}……[蠡]腸草(レイチョウソウ)は、表題解説中の「鱧腸」参照。

○【下学集(元和3年板)】巻上 気形門第八(28ウ―2) 鱧ハモ

○【東雅】(新井白石全集第四巻復刻。名著普及会発行)(363p)鱧ハム 倭名鈔に本草注を引て。[蠡]はハム。今作鱧字と注せり。ハムの義不詳。即今俗にヤツメウナギトイフ是也。漢人之説に。鱧魚頗似蝮蛇といふ事あり。{李東璧が説也}古の俗。蝮蛇をよびてハミといふ。ハミといひ。ハムといふは。転也。ハムとは其形の似たるをいひしと見えたり。亦鱧魚。首左右各有七竅。如七星。ともいふ也。{戴同が説}ヤツメとは其眼を合て八つの竅あるをいひし也。我俗竅をばメといふ事。前に注したり。ウナギとは。其鰻[麗]に似たる也。今俗にハモといふものは。これにあらず。即海鰻也。ハモとは漢音をもて其字を呼びし也。/舜水の朱氏。ハモは海鰻也。海鰻[麗]とも狗鰻ともいふといひし也。倭名鈔に[亶]魚をムナキといひ鰻[麗]魚をハジカミイヲといひしは。心得られず。爾雅郭僕注に[亶]ハ大魚也と見へ。毛詩陸璣疏亦同じ。其大者長二三丈。重千餘斤に及べり。李東璧本草に。[亶]一名黄魚。亦蠟魚とも。玉板魚とも見えし是也。漢楊震博に。[亶]魚と見えしものは。鱓字の訛れる也。さらば古にムナギといひ。即今ウナギといふものにはあらず。鰻[麗]は即ムナギ也。古にハジカミイヲといひ。今俗にサンセウイヲといふものは。爾雅の観。鯢。郭璞注に鯢魚鮎似四脚。聲如小兒啼。といふもの。東璧本草に與海中鯨同名異物也といふ即是也。ムナギといふ義不詳。ハジカミイヲといひ。サンセウイヲといふ。並にこれ其魚皮の淑樹皮に似たるをいふ。古語に淑をばナルハジカミとも。フサハジカミともいひけり。

○【本草綱目啓蒙】(東洋文庫4冊)(3-236)(巻之四十、鱗之四、無鱗魚)鱧魚

○参考(1)ハム・ハモ:[魚+同](6画)。[兌](7画)。[魚+長](8画)。鰹(46437)(11画)。[魚+蠡](21画)。ハモ・ハムの字形用例の画像は、[兌](7画)、鰹(46437)(11画)に記載した。

○参考(2) コイ:鮠(6画)[魚+果](8画)。[蒦]=[護(言→魚)](14画)。

○参考(3) ウナギ:[鰻](11画)。

○参考(4)アナゴ:穴子(その他5画)。

○参考(5)タイ:[鯛](8画):[魚+果](8画)。

○参考(6)[方]鱧:魚麗于羀魴鱧

 

1326

――

-

(46543) 

 

1327

――

-

(46544) ラ。ルイ。  魚の名。

 

魚+業

1328

――

-

(46545) 

 

1329

――

-

(46546) 

 

1330

――

-

(46547) 

 

1331

――

-

(46548) 

 

 [隋(月→左/魚)]

1332

――

-

(46549) ヰ。[魚+隋](46479)に同じ。

○邦名 不詳。

 

 [隋’(月→魚)]

1333

――

-

(46550) タ・キ。[魚+隋](46479)の籕文。

○邦名 不詳。

 

 [魚+普’] [普’]

1334

――

-

(46551)  ホ・フ。〔史記正義〕普姑切。〖麌〗上聲。 いるか。〔史記〕用例略。

○邦名 不詳。(イルカ)

○参考(イルカ):[孚](7画):[魚+布]フ(5画)。[魚+市](5画)。[鮪](6画)。鯆(0732-46177)(7画)。[菊−クサカンムリ](8画)。[甫/寸](10画)。[既’/魚](11画)

 

 

1335

――

-

(46552) 

 

1336

――

-

(46553) シ_ヤ_ウ。 魚の名。

 

1337

――

-

(46554) 

 

1338

――

-

(46555) リ。 鯉(12-46182)に同じ。

○コイを「サトのムシ」とは、面白い表現だ。虫は、昆虫類の総称のほか、爬虫類、魚類をもあわせた小動物の総称。

 

 

1339

――

-

(46556) ガ_ウ。 (12-46416)に同じ。

○スッポン。鼈。

 

 [魚+嘗(旨→甘)] [魚+嘗(旨→口/甘)]

1340

――

(46557) シ_ヤ_ウ。 嘗(2-4205)に同じ。〔中華大字典〕、同嘗、集韻如此作。

○邦名 カツオ(集覧「水産名彙」)。

○【新撰字鏡(天治本)】魚部第八十七(521―1) {市羊反。加豆乎。}……字形・字義のメモは[鰹](11画)に記載した。

○参考 (1)カツオ:[鰹](11画)。[魚+嘗](14画)。

○参考(2)鯊:[魚+嘗](14画):[鯊](7画) :沙魚(その他7画):[魚+小](3画)、[魚+少](4画)、[魚+尓](5画)、[魚+今(ラ→小)](5画)。[魚+它](5画)。[魚+h+臣](6画)。[魚+罔](8画) 。[魚+庸](11画)。

 

 [魚+蜀]

1341

――

-

(46558) ショク。 義未詳。

○邦名 用例不詳。

 

 [魚+雷]

1342

――

-

(46559) [国 字] はたはた。海魚の一。

○邦名 (1)ハタハタ(集覧「岩波動物学辞典」)。(2)カミナリウオ(雷魚)。

○鰰(46413)〔1056〕も同じハタハタだが、こちらの漢字の方がJIS第2水準文字に入っているためより一般的のようだ。

○参考:[鰰](10画)。

 

 [魚+暑]

1343

――

-

(46560)  [国 字] しびら。海魚の一

○邦名 (1)クマビキ(集覧「水産俗字解」「水産名彙」)。(2)シイラ(同「日本動物図鑑」「岩波動物学辞典」「水産俗字解」「水産名彙」)。

○参考:[魚+署](14画)。

 

 

 [魚+郷’]

1344

――

-

(46561) キ_ヤ_ウ。  [国 字] [魚+愛]は鮎の年を経たもの。又、子持鮎の塩漬。

○邦名 一字としては用例不詳。

○参考(アユ):[魚+愛](アイキョウ)として[愛](13画)事項に記載した。

 

 

 [魚+愛]

1345

――

*’

(46562) アイ。  [国 字] (1)むつ。[睦(目→魚)]。(2)*’[魚+郷’](46561)は鮎の年を経たもの。又、子持鮎の塩漬。

大辞典1345-46562の「愛’」はアシの部分が「スイニョウ」(ナツノアシ)で示される。は、*’と同字だが、愛の下(足)の部分がフユガシラ(夂)で作られている。現在の常用漢字「愛」の字形は、本字もツクリすべて、フユガシラで表記しており、特に断らない限りは、で示す。

○邦名 (1)ムツ(集覧「水産俗字解」)。(2)アユ(同「水産名彙」)。(3)[魚+郷’]=アユ(同「水産俗字解」「水産名彙」)、アイキョオ・アイナメ(同「水産名彙」)。(4)花=ムツ(ロクノウオ)(同「水産名彙」)。

○【塵添壒嚢抄】(「本朝食鑑」東洋文庫・島田訳注本より引用) [魚+夷]アユ/鮎アユ/[魚+疑][經(糸→魚)]アイキヤウ。……確かに、「アイ嚢抄」の原文(第一巻五十九「魚の一コント云何ノ字ソ」KDB)に[疑]に読める字形を載せるが、アイキョウの作り字として引用掲載するには、注意が必要となろう。……[疑]≒[款](1224)≒[郷]。何かの関連があるかもしれないので記しておく。

○【書言字考節用集(享保2年版)】巻第五気形門(79−6〜7) [魚+條]アユ本草}/+[魚+罔]/年魚順和名春生シテ冬死ス、故云爾。出万葉}/細鱗魚日本紀 万葉}/鮎順和名}/[疑][經(糸→魚)]アイキヤウ{所出未詳}/[魚+郷’]{仝上}

○【書言字考節用集(享保2年版)】巻第五気形門(64-2) [魚+逐]ムツ{所出未詳}{仝上}。

○参考(1)アユ:鮎(5画)[魚+疑](14画)。

○参考(2)ムツ:[睦(目→魚)](8画)。[魚+逐](11画)。

 

 

 [魚+肅]

1346

――

-

 〈大辞典では、肅は12画。1219(46489)に記載。〉

○参考:旁の「肅」は、一般的漢和辞典では13画(【漢語林】 【学研新漢和大字典】)だが、大辞典にならい[魚+肅](12画)に記載した。

 

 [魚+節]

魚+節

1347

――

-

〈大辞典では、節は旧字体の節’として15画=1502(46584)に記載。〉

 

 

 

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