越智昇先生を偲ぶ会通信


越智昇先生追悼文集(仮題)の制作及び編集について

企画趣意書(案) 2005年1月30日

NEXT→追悼集寄稿及び基金協力のお願い

 越智昇先生がお亡くなりになられて1年がたちました。本日、越智昇先生を偲ぶ会を開催するにあたり、ご参会者のみなさまに、会の呼びかけ人及び参会者有志の名前で、表記の追悼文集制作のご提案を申し上げることといたしました。

 越智昇先生が、横浜市立大学を退官されるときの最終講義のテーマは「私の社会学以前」でした。そして、退官後に教え子らに宛てた手紙(1990年4月22日付)の中で、「私をこのように温かく思い出して下さるのは、悪戦苦闘し共に考え共に悩み、そして共によろこぶ、そういう、ただの人間同志の心情であるような気がしてなりません。今でも、学者よりも人間的真実こそ大事だと思い込んでいます。」と書かれています。先生ご自身にとっての“社会学以前”の問いかけは、実は、私たちに投げかけられた課題であり宿題であったのだとおもいます。

 先生は、終生研究のテーマとして、調査し、また思索し行動を続けられた「ボランティア活動と地域福祉文化の創造」について、実に印象に残る表現をされている文章があります。

 「まことにきびしいことながら、実は楽しくて、おもしろくて、やめられないような活性化のありようが、必ずやわれわれの地域生活の場で開発されるに違いない」(先生ご著作『社会形成と人間』214頁より)

 先生は、亡くなられる直前まで、私たちに実に多くのメッセージを送り続けてこられました。先生がよく口にされてきた、「単に生きるのではなく、よく生きることが大切だということを考えたまえ」というソクラテスのことばを引用した自問の姿勢から発せられた問いかけについて、不肖私たちが、それぞれの生きるスタンスの中で答えを出していかなければいけなくなりました。このような、先生の“人間的真実”を追い求める姿勢に根ざした問いかけを含む、多くの書簡・エッセイ・論文のなかから未刊の文章を集め、そして、それぞれの立場から先生に寄せた追悼の文章をあわせた、「追悼文集」の制作・刊行を提案いたします。

 偲ぶ会にお集まりいただきました皆様にご賛同をいただけましたら、会の呼びかけ人及び参会者等有志からなる「越智昇先生追悼文集編集委員会」(仮名)を中心に、先生への追悼文寄稿のよびかけ、そして追悼文集制作にかかる費用にあてる賛助(一口5000円程度)要請を含めた編集制作活動を始めたいと考えます。ぜひともご賛同方お願い申し上げます。

 ご賛同をいただきましたら、詳細には、追悼文集制作にあたってのご協力要請文書を後日お送りすることといたします。

越智昇先生追悼文集編集委員会(準備会)発起人

下井田三郎(69年卒) 佐藤修造(73年卒) 池田ますこ(76年卒)  早川洋行(84年卒・滋賀大学) 岡田一寿(86年卒) 青木美佳(88年卒) 大谷信介(関西学院大学) 

幹事役:池田寛二(76年卒・法政大学)・中島満(73年卒)

 ―お名前は順不同。以後ご賛同いただいた方に発起人に加わっていただきます―

 

附記 追悼文集制作素案 A5判約200ページ。越智先生未刊文章・年譜・執筆目録等及び追悼文。原稿締め切り(2005年7月)。完成発行(2005年末)。追悼文寄稿の呼びかけ(ゼミ等教え子・学会・同僚・先生のご友人や活動関係者・奥様とご家族・他)


越智昇先生追悼文集への寄稿

および

刊行基金へのご協力のお願い

 

拝啓

 私たちの敬愛する越智昇先生は、昨年21日静かに永眠されました。

 先生は京都大学をご卒業後、愛媛大学、横浜市立大学、江戸川大学、創価大学で教壇に立たれ、一貫して社会学の研究と教育に多くの足跡を残されました。越智先生のご研究の特色をあえて一言でまとめることがゆるされるとすれば、社会的存在としての人間の生き方に深く目を向ける哲学的な視座から、急激な変動にさらされた戦後日本の地域社会のゆくえを実証的に解明しようとする社会学だったと言うことができるのではないでしょうか。その意味で、都市社会学や地域社会学を中心に、越智先生は日本の社会学界に独自の学問的貢献を果たされました。

越智先生の教えを受けて社会学者の道に進んだ者は決して多くはありませんが、私たちは、越智先生の一社会学者としての足跡を回想するとともに、研究・教育活動の記録をまとめることに少なからぬ意義があると考えるにいたりました。そこで、別記のように、『越智昇先生追悼文集』の刊行を企画した次第です。

越智先生と共に研究した方々、教えを受けた方々、さまざまな機会に縁を結ばれた方々より幅広いご協力をいただき、是非ともこの企画を実現したいと願っております。別記の要領にしたがい、ご寄稿、ご厚情をお寄せいただければ、大変に有り難く存じ上げます。

敬具

2005618日 

 

越智昇先生追悼文集編集をすすめる会発起人

発起人には「越智昇先生を偲ぶ会」にご出席いただき、本書刊行に賛意をいただいた方々のなかから、発起人になっていただきました。(以下、郵送する段階でご同意をいただいたかたから氏名列記します。敬称略、50音順。以後ご確認の取れたかたからホームページ上に順次記載します。)

青木 美 佳

池田 ますこ

今井 清 一

上木 良 一

大谷 信 介

岡崎 幸 彦

岡田 一 寿

小野澤 真隆

小野口 弘子

加古 邦 明

小馬   徹

佐藤 修 造

下井田 三郎

砂川 真 澄

関根 文 範

内木 弘 三

中西 新太郎

中野 三 郎

 

早川 洋 行

茂沢   忍

 

(ご家族)

越智 淳 二

 

(発起人代表幹事)

池田 寛 二

中島   満

越智昇先生を追悼して、『越智昇先生追悼文集』(仮題)を刊行します。『追悼文集』は大きく2部構成とし、第1部は、越智先生ご自身が執筆された原稿や講演記録や講義ノートなどのうち、未公刊の文章を中心に、越智先生の社会学の特徴がよく読み取れ、しかも学問的に意義深いと思われるものを収録します。第2部は、「回想・追悼篇」として、越智先生とさまざまな立場でご交流のあった方々からの自由な内容のご寄稿を収録します。一人当たり2000字を標準といたしますが、あまり分量にはこだわらず、自由にお書きいただければ幸いです。

 

(1)ご寄稿の申し込みの受け付け、および原稿の送付について:

 そこで早速のお願いですが、第2部へのご寄稿を募ります。お手数ですが、同封いたしました「寄稿申込書」(返信用はがき)を使用して、7月15日(金曜日)までにご返信くださいますようお願い申し上げます。

 ご寄稿いただける方は、原稿の締切りを831日(水)とさせていただきますので、それまでに下記編集委員会事務局宛に、郵送、ファックス、電子メールへの添付のうち、いずれかの方法で原稿をお送りくださいますようお願い申し上げます。書式は特に定めませんので、どうぞご自由にお書きください。

 なお、刊行は、越智先生の三回忌に余裕をもって間に合うよう、今年の末までに果たし、刊行本の体裁はA5判約250頁(縦組)を予定しております。

(原稿送付先)『越智昇先生追悼文集』編集委員会事務局 代表 池田寛二 宛

       電話:ファックス:048-478-9929

 

(2)「『越智昇先生追悼文集』」刊行基金へのご協力のお願い:

 上記の刊行企画に必要な経費に充てるために、「『越智昇先生追悼文集』刊行基金」への寄付金を募集いたします。一口以上、何口でも受け付けますので、同封の郵便振替用紙をご利用の上、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

*寄付金の額: 一口 5,000

寄付金の振込先: (口座名) ********

     (番号)  ********

 

申し上げるまでもありませんが、皆様のご厚情により刊行できました暁には、ご寄稿いただいた方々、ご寄付いただきました方々にお送りいたします。

なお、編集と刊行までの経緯は、「越智先生を偲ぶ会・追悼文集制作連絡ページ」 http://www.manabook.jp/sinobukai/ にて逐一お知らせすることと致します。

 


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