海 の美術館
art gallery
貝井春治郎|丸山隆一郎
●貝井春治郎さんがこの2年間毎日書き続けたスケッチ帖から75点を選び “若狭の漁師が描く〈海と漁と魚〉”スケッチ展(02.7.18〜8.30) 東京・KCCギャラリーで開かれました。 ●貝井春治郎さんとの出会いのこと(その1・その2)は「浜に生きる」bUに掲載してあります。 |
海と漁と魚のギャラリーへようこそ。
貝井春治郎さんは、福井県若狭湾のいちばん京都府よりの高浜という漁村で定置網や蛸つぼ漁、いかかご漁をしている漁師さんです。ぼくとは、1996年「若狭の漁師四季の魚ぐらし」(草思社)という貝井さんの漁暮らしを聞き書きでまとめた本の取材で3年間取材をした以来のお付き合いです。
貝井さんは、漁師であり、そして、福井県画壇でもリーダー格の画家でもあります。本の取材のときにお願いをした、「日々の漁暮らしをメモ代わりにスケッチしてください」が2年間の絵日誌となり、上記本の挿絵になりました。先日、仕事で、舞鶴に出かけたおりに貝井さんと久しぶりにお会いしたら、「絵日誌の習慣がついてしもうて、あれいらい毎日書きつづけております」とアトリエで何十冊とたまったスケッチブックを見せていただいた。
貝井さんに、「これ、ホームページ美術館を作って、みんなに貝井さんの漁暮らしのことを見てもらいましょうよ」と、ぶしつけなお願いを口にしたら、「ああいいねえ。そんなことできるの」と貝井さん。こんなやりとりが、このページとしてできあがりました。まだ、10枚程度しか載せていませんが、おいおい充実していくつもりです。貝井さんは、長年の定置網作業によってなってしまった、ぶっといグローブのような手で、スケッチを1枚5分ぐらいでサッサっと書き上げる。そのスピード感が、タッチに現れていて、そこから海の風や、漁村の空気が運ばれてくる気がするのである。
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ぼくがこれまで取材で知り合った、海や漁の世界を、絵やグラフィックや彫刻で表現をしてきた方々のことも、今後更新の際に増設、紹介していこうと思います。
さあ、貝井さんのギャラリー会場にお入りください。
●番号01 「カジキの海」「磯見漁」 ●番号02 「荒天の海」「鮟鱇の季節」
●番号03 「岬と竜巻」「オドシ網を持つ」 ●番号04 「運ぶ」「漁日」(各油絵)
●番号05 「秋漁」「メバル」「カジキ」「カジキの腹割り」 ●番号06 「魚雲(網とり)」(油絵)New!!
●番号01 Love the Fish―Salmon ●番号02 Love the Fish―龍落子
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