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味探検 江戸前シリーズ 連載 12(東京新聞1997年4月17日首都圏情報 ゆめぽっけ掲載) 

木更津・半七(はんしち)

限定、天日干しアナゴ

 ヤマトタケルがオトタチバナヒメの身を案じてこの地に止まった「君去らず」伝承から、「きさらづ」の名が生まれたという。東京湾横断道路の千葉県側起点でもある木更津。湾内に残された最大の干潟・盤洲(ばんず)が小櫃川河口一帯に広がり、富津岬沖にかけて東京湾口の好漁場を形成している。
 神谷利行さん。木更津漁師である。10月から4月の半年をノリ養殖、4月下旬からはアナゴ漁が始まる。夏場のクルマエビ漁にかけては湾内でもピカ一の腕をもつ。その神谷さん一推しの店が「半七」。神谷さんがとってくる江戸前のサカナが存分に味わえるおすし屋さんである。
 富津のトリ貝(200円)、盤洲沖でとれた活きクルマエビ(700円)、アナゴ(200円)に、富津沖のタコ(100円)。「うちのミルは地のホンミルしか扱わない」と聞いて旬のミルガイ(400円)も注文。お好み握りすしそれぞれ1かんの値段が、締めて1600円也(写真)。
「もうすぐアナゴ漁が始まるが、神谷さんのアナゴで作るうちだけの一品がある」と、ご主人の平野安次さん。季節限定(4月末から)のアナゴひと塩天日干し(400円)。この半七名物を目当てにくるお客さんもいるとのことだ。
 東京湾は春漁真っ盛りの季節。ちょっと足をのばして「江戸前」をじっくり味わうというのはいかがだろう。(中島 満)

「半七」メモ

 千葉県木更津市桜井701。JR内房線木更津駅下車。西口を出て海方向に、国道16号を左折、木更津富津湊線に入り県合同庁舎を過ぎた左手。駅から4キロ、タクシーで10分弱。カウンター15席・1階座敷35人・2階宴会場100人。(電)0438・36・3120。午前10時から午後10時営業。水曜日定休。

取材メモ  取材時定休木曜が、その後「水曜日」に変更した旨同店より連絡あり。

 

注:記事内容は取材時のものです。現時点で価格・営業時間・経営内容等変更がある場合があることをご了承下さい。

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