味探検 江戸前シリーズ 20(東京新聞1997年6月12日首都圏版「ゆめぽっけ」掲載) 

東京駅・日本食堂(社名変更「鞄本レストランエンタープライズ」)

人気の駅弁、深川飯

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 駅弁を食べないと旅行した気分になれない人も多かろう。旅先の味が忘れられないのか、最近ではデパートの駅弁大会の人気が高いそうだ。東京の駅弁にはどんなものがあったのか。思い出せなかったが、ご当地弁当というからにはきっと「江戸前」がついた弁当があるに違いないと、東京駅の「江戸前」を探しにでかけてみた。
 「深川めし」(900円)と「江戸前あなご弁当」(900円)の2種。食堂車と車内販売の日本食堂が弁当事業を始めたのは昭和48年。深川めしは62年から発売されていて、同社駅弁売り上げ3位の人気弁当であった。 駅弁は3回楽しめる。1回目は選ぶ時の悩み。2回目は包装を解く時の期待感。そして3回目。これは、著者だけかもしれないが、昔より味が落ちたとか適当にケチをつけながら食べる喜びである。駅弁は、うますぎても、まずすぎてもいけない。ちょうどいい頃合い弁当がロングセラーになるのだと勝手に思っている。
 アサリの炊き込みご飯にハゼ甘露煮とアナゴ、焼きノリに東京風煮しめの「深川めし」は、3番目の楽しみを奪った駅弁なのだが、なぜかOL人気が高いそうだ。合成着色料使わずの健康指向が受けるのか、東京駅で1日1000個を売り上げるという。たまには駅弁を昼食とか家へのお土産にするという手もあったんだ。  (中島 満)

「日本食堂」メモ

千代田区丸の内1−9−1同社中央第1営業所。東京駅売店は駅構内中央口コンコース中程にあるサンディーヌエクスプレス売店。このほかJR上野駅、新宿駅、大宮駅、目黒駅、錦糸町駅構内にて販売。

取材メモ  日本食堂は、鞄本レストランエンタープライズ」に社名を 変更している。記事取材後、弁当のラインアップが違っているはずで、あくまで当時の内容であることをご了承下さい。 

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