BACK(42・志乃ぶ)|NEXT(44・築地黒川)

味探検 江戸前シリーズ 43(東京新聞1997年11月20日首都圏情報版「ゆめぽっけ」掲載) 

渋谷区笹塚・ベルデューラ(閉店)

野菜たっぷりポトフ、身も心もぽっかぽか

 季節の野菜と肉を鍋でぐつぐつと煮込んだ寒い冬の家庭料理がポトフ。「あらゆるスープの源流はこのポトフといわれていますが、洋風おでんのことですよ」とオーナーシェフの中島澄江さん。おでんといえば醤油とダシの味付けの違いで関東煮きに関西風とあるが、西洋風か。まるのままのカブや大根、馬鈴薯やネギをカラシの替わりにマスタードで食べる。じっくり煮込んで柔らかくなったボリュームたっぷりの豚肉もこれならさっぱりと味わえる。
 女性に人気という健康メニューのポトフ(ランチ1000円、夜1300円・写真)だが、この店のオーガニックな素材へのこだわりぶりも徹底している。「生活クラブ生協の活動から安全な野菜や肉の味はこんなに違うんだということを知りました」という澄江さん。生産者の顔の見えるような安心素材を使った家庭料理の店を出そうと思い立ったのが2年前、今年の1月念願のオープンにこぎつけたという。
 シチューの店とあるように、欧風煮込み料理の手の込んだメニューばかり。ポトフもそうだが、ペシャメルソースを使った「旬の野菜のクリームシチュー」(1000円・写真)や数日かけてじっくりと仕上げるドミグラスソースを使ったビーフシチュー(1800円)にも家庭料理の味を味わえる。あったかシチューの季節到来。(中島 満)

「ベルデューラ」メモ :閉店

取材メモ  同店は1999年閉店。写真に載せたポトフやクリームシチューのおいしい店だっただけに残念。

HOME  江戸前Index

BACK(42・志乃ぶ)|NEXT(44・築地黒川)


copyright 2002〜2010,manabooks-m.nakajima 

verdu-ra,berudyu-ra